帯のこともっと知りたい!
着物の基礎知識 Standard
和服にはさまざまなルールやマナ―があります。着物ばかりが注目されがちですが、帯にももちろんこれらのマナーがあるんです。帯のこと、もっと知ってみませんか?
帯の基本的なマナーとは
帯は、着物のさらに引き立たせるとても重要なアイテムのひとつです。同じ着物でも、帯に変化を持たせることで、ガラリと印象を変えることができる、そんな帯のことを知れば、もっと素敵な和コーディネートができるはずです。
帯選びにも着物選びを同じようにいくつかルールやマナーがありますが、その前に、帯の種類について見ていきましょう。
- 袋帯
- 名古屋帯
- 半幅帯
まだまだ細かく分けることができますが、大きく分けると主にこの3種類となります。上から順にフォーマル度が高く下に行けば行くほどカジュアルになります。
また、帯全体に柄が入っている全通柄、飛び柄(お太鼓柄)、全体の6割程度に柄が入っている六通柄など、柄によっても違いがあります。
帯を選ぶ際注意するポイント
- 着物の格に合わせて帯を選ぶ
- フォーマルには二重太鼓ができる袋帯一択
- 自分の体形に合わせた帯選び
- おめでたい席にはおめでたい柄
- フォーマルには金糸や銀糸
- 初心者には全通帯がおすすめ(飛び柄や六通柄は位置がずれやすい)
このような部分に注意して帯を選ぶといいでしょう。
帯のケア方法
帯を収納する場合、取り扱い方法を間違うと、次回の着用時に不具合が出てしまうこともあります。
帯ケア方法。注意ポイント
- 畳む場合はお太鼓部分が折れないようにする
- 刺繍や箔がある場合は和紙などを挟んで色落ちしないようにする
- 湿気が溜まらないようにする
- 着物とは別々に保管。重ならないように
- 着用後は2時間程度陰干ししてから収納
帯は目立った汚れがない場合、基本的に乾いたタオルで軽く拭く程度で大丈夫。汚れがあれば専門クリーニングが必須です。シワがあれば、当て布の上からアイロンを軽くかけましょう。